もうすぐ新学期を迎える季節となりました。
新しい学校、新しい学年、新しい教科書。
わくわく・どきどきしますよね。
でも、同時に、「うまくやっていけるかな…」という不安や心配を感じていらっしゃる生徒さんたち、保護者の皆様もいらっしゃるのではないでしょうか。
特に、中学で、これから本格的に英語の学習を始める小6生のみなさんたちは、「英語、大丈夫かなあ…」というご心配も感じていらっしゃることと思います。
新しい教科としての英語
小学校5年・6年で、教科として英語の学習が導入されるようになった3年前、それを受けて、中学の英語の教科書の改訂が行われました。
名寄市の中学で使用している「New Horizon」も、3年前に改訂されて、学習する内容・使用されているボキャブラリーが大きく変わりました。
「英語塾の先生として、この改訂を、どう思いますか?」という質問を、よく受けるのですが、それに答えるなら、
「英語が得意で、大好きなお子さんには、ぐんぐん伸びていける教科書になっていると思います。中2〜3時点で、英検準2級程度のボキャブラリーも、ある程度、学習できる内容になっていますし」
「でも、『英語が苦手だな』というお子さんには、ますます理解しづらく、勉強しにくい教科書になってしまっていると思います」
ここで、「英語が得意・大好きなお子さん」というのは、「学校の先生の授業を、一回聞いただけで、すぐに理解して記憶できる」お子さんだったり、「学校以外の場所で、すでに英語を学んだ経験があり、本人も英語の勉強が楽しくてしかたがないと感じている」お子さんです。
でも、そうではないお子さんのほうが大半ですよね? ……というか、むしろ、ごく普通の中学生のお子さんは、みなさんそうだと思います。
私自身も、「学校の先生の授業を一回聞いただけで、すぐに理解して記憶できる」ような中学生ではありませんでした。
だから、「もし、自分が、この教科書を中1時点で与えられて、学校の授業だけで理解し、記憶していかなければならなかったなら、英語ができるようにはならなかっただろうな〜」と思っています。
中1で、どうしても理解しておいてほしい3つのこと。
それは、箇条書きにすると、以下のような感じです。
①人称代名詞(「100万円の表」)を記憶できており、適切に使いこなせる。
②「be動詞の文を動かすルール」と「一般動詞の文を動かすルール」は別の物だと理解していて、その2つのルールを適切に使える。
③中1で学習する3つの時制、「現在形」「過去形」「現在進行形」の肯定文から、「否定文」・「疑問文」・「疑問詞を使った疑問文」に変化させることができる。
あなたの名前は何ですか?
「中1で理解しておいてほしい、3つのこと」を理解できていないまま、学年が進んでしまうと、「あなたの名前は何ですか?」を英訳してもらうと、以下のようなハチャメチャな英文を書いたりします。(すべて実例)
What your name?
(音だけでなんとなく覚えていて、動詞が必要なことに気づいていない)
What are you name?
What are your name?
(人称代名詞が理解できていないのと、be動詞の役割が混乱している)
What do you name?
(人称代名詞の混乱と、一般動詞とbe動詞の文のルールの混乱)
What you're name?
(人称代名詞の混乱。これも多い間違い)
ほかにも、こんな間違いがたくさん出てきます。
① I don't a student.
② I'm not play tennis.
③ Is he play tennis?
④What was he eat yesterday?
⑤They weren't studied yesterday.
⑥ Where was he go last week?
⑦ He didn't his homework yesterday.
——これらのおかしな英文を見て、「どこが間違いなのか、わからない」「正しく直すことができない」と頭を抱えてしまうような生徒さんたちに。
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